バルセロナのライカールト監督がロナウジーニョが退団することになるとを認めました。

移籍先についての名言は避けたみたいですが、インテルかミランか、どっちになるのか気になるところですよね。
個人的にはあんまり好きな選手ではないので、ミランに来て欲しいわけではないですけど、かと言ってインテルに行かれるのは正直困ります。

ライカールト監督は、グランデ・ミランの時代を支えた守備的な選手。
今で言うとガットゥーゾがミランの守備に必要不可欠な選手ですけど、同じくらい守備の要だった選手です。

いわゆる「サッキの教え子」の1人です。
当時のミランを率いたアリゴ・サッキ監督のもとで活躍した選手は今やサッカー界になくてはならない監督だらけです。

例えば、ミランのアンチェロッティ監督。
そしてバルセロナのライカールト監督、オランダ代表のファン・バステン監督。
あとミランのジュニアチームを率いる当時のキャプテンだったフランコ・バレージ。
今のミランのキャプテン、パオロ・マルディーニも彼の教え子の1人です。
あと今はミランのコーチになったコスタクルタとか。

他にもいますけど、世界のトップチームとミラン周辺にいるのはそんな人たち。

戦術的なことで言えば、アリゴ・サッキ監督はゾーンディフェンスの創始者だそうです。
ディフェンスラインをフラットに保って、マンマークじゃなく「陣形で封じる」感じ。

イングランドのサッカーは今でもマンマークのサッカーが主流ですけど、イタリアは完全にゾーンが主流です。
中田英寿がイタリアからイングランドに行った時に、マンマークのディフェンス感覚がつかめなくて戸惑ったってサイトに書いてましたし、ゾーンとマンマークだと全然違うサッカーだと思ってください。

その今のイタリアの主流、だけじゃなく世界的にゾーンディフェンスは当たり前のことになってますけど、その先駆けがサッキ時代のミラン。

その守備の要だったのがライカールト監督です。
彼はロナウジーニョのミラン移籍に好意的なはずです。
これは完全に僕の私見ですけど。

「自分のバルセロナ」を作る時に中盤とトップの繋ぎ目になるトップ下を、ライカールト監督はロナウジーニョとメッシに預けました。
センターにいるデコはトップ下ではないですし、トップ下ではロナウジーニョとメッシが重要な役割を負っているわけです。

2人は、パスでチームを動かすタイプではない。
自分のリズムや感覚で突破してチャンスを作る選手。

ロナウジーニョのボールを蹴る技術は素晴らしいですけど、司令塔になるにはデコのような組み立てるためのパスセンスが必要です。
カカとピルロの違いを考えるとわかりやすいです。
ピルロがもっと積極的に攻撃参加するような感じをイメージするとバルセロナの戦術がわかりやすいです。

デコの展開をトップのフィニッシュに繋ぐためにいる2人のトップ下は、どういう戦術を託されているかというと、極端な話「自由にやれ」という一言。

2人の個人技はバルセロナの戦術だけじゃなく、戦略の一つになっています。
彼ら2人のサッカーは完全にスペイン型、南米型のサッカーです。

でも、ライカールト監督のサッカーにはやっぱりサッキ流のサッカーがある。
攻撃を生かすためのディフェンスであり、ディフェンスを確実にするための攻撃でもある。

そのバルセロナで結果を残したロナウジーニョは、ミランで成功するとライカールト監督は思っているはずです。
まがいなりにも世界トップクラスの選手ですし。

ただ、名選手になってからミランに来た選手というのは、結構不発で終わることが多いのも事実。

たとえば、ブラジルを代表するトップ下だったリバウド。
イタリアサッカーに対応できず、完全にアンチェロッティ監督に見放されてルイ・コスタの控えになってしまいました。

そして、バッジオ。
天才ファンタジスタがミランで辿った末路は悲惨でした。

近い時代だとヴィエリ。
彼も使えず仕舞い。

ロナウジーニョは、イタリアサッカーに対応できるのかどうか。
カカみたいに献身的なプレーをし続けることができる選手なら、大丈夫なんですけど、ロナウジーニョだと不安。

もし本当にミランに移籍できたら、ロナウドのようなグッドケースになってくれることを祈ります。
ミラン移籍は先行き不透明で、インテルに行っちゃいそうな気もしますけど。。。
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