バルサのカンテラ(下部組織)は
その歴史の中で着実に成長と成果を遂げて来た。
そして、特に近年はグアルディオラやチャビに代表されるように、
多くの偉大なミッドフィルダーを育て上げているという定評があった。
しかしながらその一方で、
フォワードの育成が課題とされていた。
そんな中、ここ数年はリオネル・メッシが登場し、
最近ではボージャン・ケルキックとジオバンニ・ドス・サントスが
トップチームに昇格した。
今、バルサのカンテラ(下部組織)から着実に、
そして定期的に、世界トップクラスの選手が
フォワード部門でも育ってきているのだ。

昨日のオリンピック・リヨン戦、
フランク・ライカールト監督は3トップに
カンテラ(下部組織)出身の3選手、
メッシ、ボージャン、イニエスタを配置した。
そして、この3人が昨日のバルサの攻撃を牽引した。
先制ゴールはその象徴だった。
カウンターアタックの場面から、
メッシが右サイドを駆け上がるボージャンへパスを送ると、
そのボールをダイレクトでボージャンが
逆サイドへ球足の速いボールをグラウンダーで送り込むと、
その絶妙のパスに絶妙のタイミングで入ってきた
イニエスタがコースを突いたシュートをゴール右隅に決めた。
また、2点目のゴールはボージャンとメッシのコンビから
獲得したPKをメッシが決めたものだった。

昨日のジェルランスタジアムで見ることが出来た
カンテラ(下部組織)出身選手による3トップは、
実に1983−84シーズン以来の組み合わせだった。
当時メノッティ監督率いるバルサは、
ロホ、クロス、カラスコのカンテラ出身の3選手を配置し、
カンプノウで行われたエスパニョールとの
バルセロナダービーを戦っている。
この試合、バルサが5−2で快勝し、
上記3トップは勝利に大きく貢献した。
カラスコは前線を走り回り、
サイドからワンツーを駆使して何度もチャンスを構築した。
また、2点目のゴールも決めている。
ロホはチーム戦術に忠実に仕事を実行し、
効果的な役割を果たしている。
そして、クロスは何度かのシュートチャンスを
決めることは出来なかったものの、
先制点は彼のシュートを相手GKが弾いたところを
マルコスが決めている。
尚、この試合でマルコスは4ゴールを決めている。

イニエスタとメッシのゴールで、
昨日のオリンピック・リヨン戦でも
ゴールシーンの主役となったカンテラ出身の選手達。
実は、グループリーグ5試合の9得点の内、
6ゴールがカンテラ出身の選手によるものなのだ。
すなわち、現在チャンピオンズリーグ得点王ランキングの
3位にも就けているメッシが4ゴールを上げている他、
プジョルとイニエスタが1ゴールずつを決めている。
尚、その他のゴールはアンリが2ゴール、
そしてオリンピック・リヨンのクラークの
オウンゴールによる1点だ。
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