FCバルセロナのキャプテン、カルレス・プジョルが
ロングインタビューに応え、
現在のバルサを取り巻く様々な話題に関して、コメントした。

Q:故障の為、3ヶ月間のリハビリの生活でした。
その為、プレシーズンをチームと過ごすことが出来ませんでした。
復帰してのここ数試合は如何ですか?

「正直きつかったね。
夏休みも無くリハビリに励めと伝えられた時は、
その事実を認めるのは簡単な事では無かった。
だけど、リハビリの初日から気持ちを切り替えて、
それに務める必要があった。
トレーナーやドクターの協力もあり、
ここまで良くやって来たと思う。
プレーすることが出来るようになって、
気持ちの上ではかなりすっきりしたし、
報われた気分だったね。」

Q:もう100%ですか、それともまだまだですか?
「調子は凄く良いよ。でもまだまだだね。
3ヶ月もフットボールから離れていたからこれは仕方が無いね。
でも、日々練習や試合で徐々にリズムを掴んできている。」

Q:ミリート、テュラム、マルケス、オレゲールの
センターバックを務める選手達が貴方が不在中に
非常に良い仕事をしていました。
今シーズンはこのポジションでより
激しいポジション争いが展開されると思いますか?

「競争があることは良いことだよ。
外から見ていて頼もしく試合を見ることが出来たしね。
もちろん誰だってプレーしたいと思っている。
皆良くやっていると思うし、皆素晴らしい選手達で、
皆重要な選手達だ。
今シーズンは絶え間なく試合が続くから
皆にプレーするチャンスがくるはずだ。
競争があればこそ、皆100%の力を出そうとするだろうし、
そうした緊張感がチームに好影響をもたらすことになる。」

Q:グラスゴー・レンジャーズ戦では
プジョル、テュラム、ミリート、アビダルの4バックでした。
久々の右サイドバックは如何でしたか?

「うん、楽しめたよ。
久しくプレーしていなかったポジションだけど、
マークすべきウイングもいなかったし、
自由に上がって行くことが出来た。
特に前半は良かったんじゃないかな。」

Q:ライカールトは先日の記者会見で、
このシステムは特にアウェイでの試合において
再び実現される可能性があると言っていました。
それに関してどう思いますか?

「監督がそう決めるのなら、僕には問題無いよ。
僕は自分がどんな選手か分かっている。
僕はディフェンダーだ。
サイドバックはより攻撃的な要素が求められる。
もちろん自分もそれを出来るわけだけど、
もっとそれに適した選手は他にもいる。
でも、相手が攻撃力があるチームとの特にアウェイ戦では、
そういう選択肢は十分にあり得ると思う。」

Q:センターバックの方がやりやすいですか?
「2つとも好きなポジションだよ。
今はセンターバックを務めているし、
その為の動きに当然慣れているけど、
サイドバックも問題なくやれるよ。」

Q:センターバックでやりやすいパートナーは誰ですか?
「誰でもO.K.だよ。誰とでも上手くやれる。
中にはずっとやってきた選手もいるけど、
例えばミリートは非常にポジショニングが良いし、
コーチングも良くしてくれるので、とてもやりやすいね。」

Q:アビダル、トゥーレ・ヤヤ、ミリート等の加入は、
チームの守備力を上げたのでしょうか?

「そうだね。彼等は非常に素晴らしいプレーヤー達だし、
実際にとても良い仕事をしていると思う。
チームへの適応も早かったし、
間違いなくチームにとってプラスアルファになっているよ。」

Q:各選手をどのように評価していますか?
ミリートに関してはサラゴサでのプレーを皆知っていたわけですが、
アビダルやトゥーレ・ヤヤには驚かされましたか?

「そうだね。トゥーレ・ヤヤとはまだ一試合しか
一緒にプレーしたことは無いけど、外から見ていて、
素晴らしい仕事をしていたと思う。
これまでずっとチームに言われて来た
要なポジションをきっちりこなし、
バランスをチームにもたらしている。
アビダルに関してはそのポテンシャルにとても驚いたね。
良い補強をしたと思う。」

Q:最近の試合でのバルサのパフォーマンスをどう見ていますか?
「最近の試合で僕等は良いプレーが出来ていない。
グラスゴーでは自分達のフットボールを心掛けたけど、
彼等も懸命に戦って来た。
後半は僕等のアグレッシブさも足りなかった。
アルメリア戦は良くなかったね。」

Q:どうすればよいのでしょう?
「もっと努力をしなければいけない。
スペースを作り出す為のフォーメーションを
確立していく必要があるし、
ボールを早く動かす必要がある。
チームには素晴らしい選手が揃っているし、
打開策は見つかるはずだ。」

Q:次節はアウェイでのバリャドリード戦です。
何故チームはカンプノウで勝ち取っている好結果を
アウェイで出せないのでしょうか?

「難しい問題だね。
僕等は常に試合に向けてしっかりと準備している。
だけど、結果が伴わない。
タイトルを勝ち取りたいのなら、
絶対に改善しなければならないテーマだ。」

Q:具体的にはどんな点を改善すべきなのでしょう?
「常に同じフットボールで
単調にならないようにすることじゃないかな。
バルサの哲学は常に攻撃的なフットボールを展開することだ。
だけど、時には別のやり方も必要なのかもしれない。
アウェイでは相手も良い結果を出す責任があるから、
より激しく、より攻撃的に来る。
そうした要素には警戒が必要だ。」

Q:他の要素としては、代表の試合が上げられます。
チームが良いリズムになった時に、代表戦の中断期が訪れ、
水をさされてしまっています。

「確かに代表戦によって短くない時間、
リーガは中断してしまう。
これだけ素晴らしい選手が揃っていれば、
殆ど皆が代表戦に駆り出されるのは致し方ないこと。
そうした選手達は代表戦や長距離移動で疲弊し、
おまけに復帰直後のリーガに十分な準備期間を割くことが出来ない。
一方、ライバルはうちとの試合に向けてしっかりと準備してくる。
試合結果に影響を及ぼすのは当然だ。
次回の中断期にはそうならないことを願っているよ。」

Q:チキが嘆いていました。
そうした代表戦の後、選手達はフィジカル面でも精神面でも
疲労を抱えて戻ってくると。

「僕自身は怪我からの復帰直後だったので、
そんなに多くの時間プレーはしなかったし、
調子の面では問題無かった。
でも、誰もが疲労を抱えて戻ってくるのは当然の事だ。
全てが絶え間なく過ぎていくから頭も凄く疲れるよね。
だからこそこれ程素晴らしい選手が揃っているわけだし、
皆で補い合っていくしかない。」

Q:キャプテンとして、今のチームのモチベーションは
十分だと思いますか?
昨シーズンのような過ちを犯すことは無いと思えますか?

「そうだね。そうした経験を活かさなければいけない。
チームは意欲満々で勝利に飢えている。
それは普段の練習で見て取れる。
チームは今シーズン、
重要な事を成し遂げる為の意欲に満ちているよ。」

Q:内部規律に関して選手達とは話し合ったことはあるのでしょうか?
「キャプテン達の間では話し合ったよ。
これからそれを他の選手達に伝えて行くつもりだ。」

Q:この内部規律によって、
今シーズンはより規律、規制が増え、
監視されているという面が強くなるのでしょうか?

「そうだね。先シーズンの結果、そうなった事。
皆先シーズンの事では失望したし、
誰も二度と同じ事を繰り返したくないと思っている。
自分には全く内部規律の導入は問題無いよ。
プライベートも十分に尊重されているしね。
僕等は若いし、自由な時間も必要だ。
でも、皆問題無く守っていけると思う。」

Q:日常の選手達のプライベートな面に及ぶ規律というのは
初めて聞きました。
これは選手達に影響を及ぼすと思いますか?
そんな事まで規制する必要はあるのでしょうか?

「これはフットボーラーに限ったことでは無いと思う。
テレビを見れば、こういうことは誰にでも当てはまることだと思う。
とても憂うべきことだとも思う。
過剰で厳しすぎる規律は人間として
扱っていないということに繋がるからね。
本来は選手達の評価はピッチ上の
パフォーマンスでなされるわけだし、
そうした規律は無いに越したことは無いよね。」

Q:ロナウジーニョをどう見ていますか?
「良いと思うよ。
色々と彼に関しては周囲が騒ぎ過ぎなんじゃないかな。
ロニーは僕等にとってとても重要な選手。
タイトルの為には欠かせない選手だ。
確かに常に良いプレーは出来ていないかもしれないけど、
プレーに臨む態度は常に変わっていない。
努力しているし、
僕等にとって重要な選手であることに変わりは無いよ。」

Q:彼はバルサで幸せなのでしょうか?
「もちろんだよ。
でも、周囲が常にそういう事ばかり話題にしていたら、
何らかの影響を及ぼすよね。
本人が例えそんなことは無いと言ったとしてもだ。
僕は常に彼をフォローしているし、
彼もその事は分かっている。
何度か彼と話をしているし、
チームは常に彼を支えている。」

Q:かつてのロナウジーニョを
私達は再び見ることが出来るのでしょうか?

「彼は常に自分の持っているものをチームに提供してくれている。
どのチームもロナウジーニョを欲しいはずだ。
そして今彼がいるチームはバルサだ。
そのことを光栄に思うべきだ。
彼がチームにいるということは一つの名誉だし、
これからもそうであるべきだ。」

Q:チームのエースの地位はロナウジーニョから
メッシに移ったのでしょうか?

「メッシは素晴らしいシーズンを送っている。
でも彼に全てのプレッシャーが掛かってはいけない。
その為にこのチームには素晴らしい選手が沢山いる。
皆でプレッシャーを共有して行くことが必要だ。
それが理想的な姿だ。
でも確かに今シーズンのメッシはチャンスを作り、
ゴールを決め、素晴らしい活躍をしているのは間違い無いね。
ファンやメディアは極端な結論を避けるべきだと思う。
メッシが素晴らしい活躍をしているからって、
ロナウジーニョが重要な選手で無くなるわけじゃない。
それに、他にも重要な選手は沢山いる。」

Q:そうしたメッシへの賛辞は
彼本人に悪影響を及ぼすと思いますか?

「そうは思わないよ。
彼はとても落ち着いた性格だし、
フットボールが出来れば幸せという選手だ。
地に足がついているよね。
僕等は既に彼が素晴らしい選手であることは十分に分かっている。
けど、彼はまだ成長するし、もっと伸びる余地が残っている。」

Q:チームは今、メッシ次第なのでしょうか?
「そんな事は無い。
でも、彼は非常に重要な選手だし、
今目覚しい活躍をしている。
それは大いに活用すべき点だ。
彼は試合を決定付ける仕事をすることが出来る選手だ。」

Q:アンリはカンプノウでゴールへのプレッシャーを
軽減することが出来たのでしょうか?

「彼の存在は重要だ。
フォワードにとってゴールは重要だ。
でも、アンリは他にも重要な仕事をこなしている。
良く動くし、パスコースを常に作っている。
もし自分にボールが来ないとなれば、
見方の為にスペースを作る。
そうした質の高い動きもしっかりと評価されるべきだ。
しかも彼は怪我での長期戦線離脱から復帰したばかりだ。
偉大な選手であることは間違い無いし、
これからもっと彼のプレーを楽しむことが出来るはずだ。」

Q:アンリがチームにフィットする為には
もう少し時間が必要なのでしょうか?

「適応期間というのは常に重要だ。
それに、彼は大きな故障から戻って来たばかりだ。
1日でそうした要素が改良されるわけじゃない。
これからの一試合一試合で少しずつ、
物事は改善されて行くはずだ。」

Q:適応期間の話が出ましたが、
ボージャンとジオバンニをどう見ていますか?

「2人とも素晴らしい選手だ。
日頃からとても努力している。
試合でも出場時間を得ているしね。
このことが重要だと思う。
チームの誰もが重要だし、皆が必要な選手だ。」

Q:ボージャンはもっと出場するべきだと思いますか?
「選手は皆プレーしたいと思うもの。
そして皆プレーする資格もあるし、価値もある。
でも、実際は11人のスタメンと3人の交代選手しか
プレーすることが出来ない。
ベンチにいる状態が長いのは
選手にとって決して簡単なことじゃない。
でも、引き続き努力を続けていく必要があるし、
諦めてはいけない。
2人とも若いし、一日一日学ぶことが沢山ある。
あの若さでこれ程のメンバーが揃っているチームと
一緒にプレー出来ることはある意味幸運だと思う。
もし今のまま続けて行けば、問題は無いだろうし、
良くなって行くと思うし、チャンスも掴めると思う。
実際、彼等はそれを掴んでいるしね。
ボージャンはあの若さでしっかりと地に足が付いている選手だ。
試合に出られなくて怒る気持ちは当然だし、誰もがそうだ。
でも彼は次の日からまたしっかりとトレーニングに励んでいる。
その姿勢は素晴らしいと思う。
今彼等がしなければいけないのは、チャンスを待つことだ。
そしてそれを掴んだ時に全てを出すことだ。
良い日もあれば悪い日もある。
2試合でノーゴールだったからと言って
ボージャンはまだ早いと考えるのは正しくない。
僕等はそうしたことから彼等を守っていかなければいけない。」

Q:まもなくリーガ出場250試合を迎えることになります。
どんな思いですか?

「知らなかったね。僕にとって一試合一試合が夢だ。
僕が望むのはバルサでプレーすることだ。
そして幸運にもそれが実現している。
自分が望むのは毎日を楽しむこと。
僕にとって試合数は重要じゃない。
チームの仲間やクラブ、ファンと共に
試合を楽しむことが何よりも重要だ。
そういう意味では僕はとてもラッキーだと思っている。」

Q:先日の10月2日でトップチームデビューから
8年が経ちました。
デビューと今では何か変わりましたか?

「間違いなく上手くなったね。
これ程のレベルの選手や監督と共にプレーを続けていて、
上手くならない方が無理だよね。
若い頃はもっと軽率で思慮が足りなかったかもしれないね。
今はもっと落ち着いているし、忍耐強くなっているかな。」

Q:奇しくも木曜日のバリャドリード戦が行われる
ホセ・ソリージャスタジアムは貴方のデビューの地です。
何か思い入れはありますか?

「良い思い出が沢山あるね。
あの時は難しいプレシーズンだった。
チームを行ったり来たりしていたからね。
でもファン・ハール監督が僕にチャンスをくれた。
本当に彼には感謝している。
夢が叶った瞬間だった。
僕の人生全てと言えるチームのトップチームで
デビュー出来たわけだからね。
それからは良い事も悪い事も沢山あったけど、
とにかく自分はこのチームでプレーし続けることが出来て
幸せに感じているよ。
木曜日の試合は難しい戦いになる。
バリャドリードは素晴らしいチームだし、良い仕事をしている。」
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