今回は欧州チャンピオンズリーグBest16 1st.legの試合の中から、インテル対バレンシアの試合についてお話したいと思います。
この対戦も興味深いチームの対戦となりました。インテルは今季オフ、セリエA騒動によりミラン、ユベントスというライバルに目を向ける必要がなくなり、さらに選手の補強も万全で今季を迎えることができたため、今シーズンは他チームを全く寄せ付けず、セリエAを(無敗の)独走状態で駆け抜けています。既に優勝は決まったと言っても良い状況ですから、今季はいつも以上にCLに集中できるはずです。一方バレンシアは、今季からモリエンテスが加入し、ビジャとのコンビも非常に良く、彼ら2人で多くの得点を重ね、リーガ・エスパニョーラでは、この試合が始まる前の段階で首位から4ポイント差の4位と良い位置につけています。また、この試合の直前にはバルセロナから勝利を挙げており、チームに勢いがある状況です。彼らの弱みは怪我人の多さですが、その弱点も勢いでカバーしてこの試合を乗り切りたいところです。
両チームのスタメンですが、インテルはセーザル、マテラッツィ、コルドバ、マイコン、ブルディッソ、カンビアッソ、スタンコビッチ、サネッティ、フィーゴ、イブラヒモビッチ、クレスポ、バレンシアはカニサレス、アジャラ、アルビオール、ミゲウ、モレッティ、マルチェナ、アルベルダ、シルバ、アングロ、モリエンテス、ビジャとなりました。
試合は、序盤からホームのインテルが押し気味に試合を進めると、29分、右サイドでフィーゴが蹴ったFKに対し、中でイブラヒモビッチが長い足を伸ばして合わせ、カニサレスが弾いたところをカンビアッソが押し込み、インテルが先制点を挙げます。この後、クレスポのダイビングヘッド、ビジャのシュートなど、両者とも決定的なシーンを作りますが、決めることが出来ず、前半は1−0で終了します。
後半は、お互いにややサッカーがスローペースとなり流れは五分五分で始まります。すると64分、ゴールほぼ正面、やや遠めの位置でバレンシアがFKを獲得します。このチャンスに、ビジャが鋭く曲がる素晴らしいFKをゴール右隅に決め、バレンシアが同点に追いつきます。しかし76分、右サイドで相手のクリアを拾ったマイコンが、まずイブラヒモビッチとのパス交換で相手を切り裂き、さらにフリオ・クルスとのワンツーでゴール前に抜け出すと、落ち着いてボールをゴールに流し込み、すぐさま突き放します。ただ、バレンシアのキケ監督は、2−1という決して悪くは無い状況でも積極的な采配を見せ、ホアキンを投入すると、86分、彼が得たFKによって得たCKから、相手がクリアしたボールをシルバがダイレクトで豪快にゴールに突き刺し、土壇場でバレンシアが同点に追いつきます。そしてこのまま終了のホイッスル。結局2−2となり、インテルとしては痛い、そしてバレンシアとしては貴重な引き分けという結果に終わりました。
この試合は結果としても内容としても観ていてワクワクする試合でした。特に、アウェイのバレンシアが決して引くことなくアグレッシブに戦っていたことから、両チームとも消極的なサッカーが見られなかったからです。また、全体的に観ればインテルが6対4から7対3くらいで主導権を握っていたように見え、一対一の場面では彼らの強さが随所に見えたのですが、終わってみれば2−2ということで、(既にわかっていることですが)サッカーは内容(チャンスの数)と結果は一致しないということを改めて感じた試合だったと思います。
このような試合になった理由としては、やはりバレンシアが貴重なセットプレーを効果的に活かすことができたことが挙げられます。(両チームの力に大差が無い場合)アウェイのチームというのは一般的にチャンスが少なくなり、訪れるチャンスのほとんどはセットプレーになるのですが、この試合もまさにそんな感じでした。その証拠に、流れの中で訪れたバレンシアのチャンスといえば、前半終盤のビジャのシュートくらいで、それ以外バレンシアは流れの中で決定的な形を作ることが出来ませんでした。しかし、セットプレーというのは恐ろしいもので、バレンシアはビジャの一振りとシルバの一振りのみでインテルから2点を奪い取ることができ、インテルのホームで引き分けまで持ち込むことができたわけです。現代サッカーではますます重要度が増しているセットプレーですが、この試合では、その重要性が証明されたのではないかと思います。
また、この試合で興味深かったのは、お互いの流れを作ったのがドリブラーであったことです。まず、前半インテルの流れを作ったのはフィーゴでした。彼は、以前彼を見たときよりもだいぶ体と顔がシェイプされており、彼らしいドリブルのキレが戻っている印象をうけました。来季はサウジに行ってしまう彼ですが、後3ヶ月、今のキレている体のまま、彼らしいプレーを欧州で見せてほしいと思います。また、終盤バレンシアに流れを引き寄せたのは、途中から入ったホアキンでした。彼の出場時間は短いものでしたが、その存在感は抜群で、彼のドリブルから何度かFKを得ていました。結果的にそのFKからCKを獲得し、シルバのゴールに繋がったということもあり、彼を投入したキケ監督の采配は的中したといって良いと思います。
さあ、これで2nd.legはバレンシア有利で迎えることになりました。また、バレンシアには次々と故障者が戻ってくるようですから、(アルベルダがサスペンションで出られませんが)状況的にはかなり追い風が吹いています。これに対しインテルはヴィエラが帰ってきます。不利とは言えども、2nd.legで勝利を挙げれば問題ないのですから、インテルにも十分にチャンスはありますし、そんな彼らが2nd.legの立ち上がりをどう組み立ててくるのか、非常に興味深いところですね(^_^)
ブログ検索は、
(左のバナーをclick)からどうぞ!
この対戦も興味深いチームの対戦となりました。インテルは今季オフ、セリエA騒動によりミラン、ユベントスというライバルに目を向ける必要がなくなり、さらに選手の補強も万全で今季を迎えることができたため、今シーズンは他チームを全く寄せ付けず、セリエAを(無敗の)独走状態で駆け抜けています。既に優勝は決まったと言っても良い状況ですから、今季はいつも以上にCLに集中できるはずです。一方バレンシアは、今季からモリエンテスが加入し、ビジャとのコンビも非常に良く、彼ら2人で多くの得点を重ね、リーガ・エスパニョーラでは、この試合が始まる前の段階で首位から4ポイント差の4位と良い位置につけています。また、この試合の直前にはバルセロナから勝利を挙げており、チームに勢いがある状況です。彼らの弱みは怪我人の多さですが、その弱点も勢いでカバーしてこの試合を乗り切りたいところです。
両チームのスタメンですが、インテルはセーザル、マテラッツィ、コルドバ、マイコン、ブルディッソ、カンビアッソ、スタンコビッチ、サネッティ、フィーゴ、イブラヒモビッチ、クレスポ、バレンシアはカニサレス、アジャラ、アルビオール、ミゲウ、モレッティ、マルチェナ、アルベルダ、シルバ、アングロ、モリエンテス、ビジャとなりました。
試合は、序盤からホームのインテルが押し気味に試合を進めると、29分、右サイドでフィーゴが蹴ったFKに対し、中でイブラヒモビッチが長い足を伸ばして合わせ、カニサレスが弾いたところをカンビアッソが押し込み、インテルが先制点を挙げます。この後、クレスポのダイビングヘッド、ビジャのシュートなど、両者とも決定的なシーンを作りますが、決めることが出来ず、前半は1−0で終了します。
後半は、お互いにややサッカーがスローペースとなり流れは五分五分で始まります。すると64分、ゴールほぼ正面、やや遠めの位置でバレンシアがFKを獲得します。このチャンスに、ビジャが鋭く曲がる素晴らしいFKをゴール右隅に決め、バレンシアが同点に追いつきます。しかし76分、右サイドで相手のクリアを拾ったマイコンが、まずイブラヒモビッチとのパス交換で相手を切り裂き、さらにフリオ・クルスとのワンツーでゴール前に抜け出すと、落ち着いてボールをゴールに流し込み、すぐさま突き放します。ただ、バレンシアのキケ監督は、2−1という決して悪くは無い状況でも積極的な采配を見せ、ホアキンを投入すると、86分、彼が得たFKによって得たCKから、相手がクリアしたボールをシルバがダイレクトで豪快にゴールに突き刺し、土壇場でバレンシアが同点に追いつきます。そしてこのまま終了のホイッスル。結局2−2となり、インテルとしては痛い、そしてバレンシアとしては貴重な引き分けという結果に終わりました。
この試合は結果としても内容としても観ていてワクワクする試合でした。特に、アウェイのバレンシアが決して引くことなくアグレッシブに戦っていたことから、両チームとも消極的なサッカーが見られなかったからです。また、全体的に観ればインテルが6対4から7対3くらいで主導権を握っていたように見え、一対一の場面では彼らの強さが随所に見えたのですが、終わってみれば2−2ということで、(既にわかっていることですが)サッカーは内容(チャンスの数)と結果は一致しないということを改めて感じた試合だったと思います。
このような試合になった理由としては、やはりバレンシアが貴重なセットプレーを効果的に活かすことができたことが挙げられます。(両チームの力に大差が無い場合)アウェイのチームというのは一般的にチャンスが少なくなり、訪れるチャンスのほとんどはセットプレーになるのですが、この試合もまさにそんな感じでした。その証拠に、流れの中で訪れたバレンシアのチャンスといえば、前半終盤のビジャのシュートくらいで、それ以外バレンシアは流れの中で決定的な形を作ることが出来ませんでした。しかし、セットプレーというのは恐ろしいもので、バレンシアはビジャの一振りとシルバの一振りのみでインテルから2点を奪い取ることができ、インテルのホームで引き分けまで持ち込むことができたわけです。現代サッカーではますます重要度が増しているセットプレーですが、この試合では、その重要性が証明されたのではないかと思います。
また、この試合で興味深かったのは、お互いの流れを作ったのがドリブラーであったことです。まず、前半インテルの流れを作ったのはフィーゴでした。彼は、以前彼を見たときよりもだいぶ体と顔がシェイプされており、彼らしいドリブルのキレが戻っている印象をうけました。来季はサウジに行ってしまう彼ですが、後3ヶ月、今のキレている体のまま、彼らしいプレーを欧州で見せてほしいと思います。また、終盤バレンシアに流れを引き寄せたのは、途中から入ったホアキンでした。彼の出場時間は短いものでしたが、その存在感は抜群で、彼のドリブルから何度かFKを得ていました。結果的にそのFKからCKを獲得し、シルバのゴールに繋がったということもあり、彼を投入したキケ監督の采配は的中したといって良いと思います。
さあ、これで2nd.legはバレンシア有利で迎えることになりました。また、バレンシアには次々と故障者が戻ってくるようですから、(アルベルダがサスペンションで出られませんが)状況的にはかなり追い風が吹いています。これに対しインテルはヴィエラが帰ってきます。不利とは言えども、2nd.legで勝利を挙げれば問題ないのですから、インテルにも十分にチャンスはありますし、そんな彼らが2nd.legの立ち上がりをどう組み立ててくるのか、非常に興味深いところですね(^_^)
ブログ検索は、
(左のバナーをclick)からどうぞ!







