sponavi_411リーグ再開でいきなりの天王山 バイエルン対シャルケ(スポナビより)

 代表戦により一時中断されていたブンデスリーガが今週末から再開する。27節の注目カードは4位バイエルン・ミュンヘンと首位シャルケの一戦。26節を終えて首位シャルケに勝ち点9差の4位と停滞中のバイエルンだが、試合を前にヒッツフェルト監督は、「来季もチャンピオンズリーグ(CL)に出場するためには何が何でも勝ち点3が必要」と、最低限クリアしなければならない3位(CL予備戦出場権)以内に向けて、意欲を見せている。

 両チームの顔合わせに欠かせなくなっているのは、お互いにとげのあるコメントによる舌戦だが、今回もこの恒例行事がメディアをにぎわしている。今回はいつもと違って順位の点ではシャルケに難癖をつけることができないバイエルンは、シャルケに掛かるプレッシャーという点にターゲットを定めたようだ。
 ヒッツフェルト監督が「首位というのは、なんともいえないプレッシャーを与えるものだ。それは最近のシャルケの戦いを見ていれば分かること。彼らは首位の座につきながら、多くの勝ち点をとりこぼしている。シャルケにとって上に立つというのは不慣れなこと。この試合ではわれわれが勝つと見ている。国内リーグでは今のところ4位だが、それは一時的なものに過ぎない。欧州レベルでいえば、われわれとシャルケには大きな差があるのは明白だ」と皮肉れば、DFラームも「バイエルンはプレッシャーに最も強いチームだ。シャルケも、プレッシャーをはねのけられることを示さなければならない」と、シャルケのお手並み拝見と言わんばかりのコメントをしている。
 シュバインシュタイガーに至っては、試合前の会見の席で、ユニホームに縫い込まれた優勝回数を表す星の数(※優勝回数10回以上で3つ、5回以上で2つ、3回以上で1つの星が与えられる)について言及し、「シャルケの選手たちは、胸の上にいくつもの星が輝くバイエルンのユニホームを目にしたことがあるのだろうか。シャルケの胸にいくつ星があるかは知らないけど」と、実にきつい一言をお見舞いしている。ちなみに、シャルケの胸には、スポンサーであるロシアのガス会社のロゴについている炎がゆらめいているだけで、星はひとつも輝いていない。

 そのシュバインシュタイガーは、「キックオフからフル回転してゴールを決めるようにしなければならない」と話し、ヒッツフェルト監督も「シャルケ相手には、そう簡単にチャンスを手にできるものではない。シャルケのディフェンスの壁をなるべく早く壊さなければならない」と、早い時間帯のゴールが勝利への鍵だとみている。

 バイエルンの公式サイトには、シャルケが今シーズン首位チームとしてアリアンツ・アレナに乗り込んでくる4つ目のクラブであり、これまでの3クラブ(ニュルンベルク、ヘルタ・ベルリン、シュツットガルト)が例外なく首位の座を失ってミュンヘンを後にしていること、さらに前回シャルケが首位としてミュンヘンに乗り込んできた時にシャルケは1-7という、とんでもない大敗を喫しているというデータが掲載されている。

 対するシャルケで期待が掛かるのは、『シュポルト・ビルト』誌上で「バイエルン優位という時代は終わった」という強気発言をしたクラニーか。
 ちょうど1週間前に行われたユーロ2008(欧州選手権)予選の天王山チェコ戦(2-1で勝利)で2ゴールを挙げ、代表では絶対の存在であるクローゼのパートナーに名乗りを上げたが、バイエルン戦はポドルスキーとの対決でもある。
 ワールドカップ(W杯)で国民のアイドルの座を不動のものにしたポドルスキーと対照的に、メンバーからも外され、1年以上も遠ざかっていた代表に復帰を果たしたクラニーに与えられた背番号は31。W杯から背番号が固定されているドイツ代表では、背番号はそれを背負う選手が、古株なのか、新参者なのかを表すものでもある。
「ロッカールームにかかる自分のユニホームの背番号31というのを見て、少なからずギョッとした」というクラニー。「自分の背番号でもある22番を取り戻すためにも頑張らなければならない」と、22番奪還を誓っているだけに、大一番でアピールしたいはず。
 クローゼ不在のチェコ戦ではポドルスキーとコンビを組んだが、1ゴール目についてポドルスキーが「あのゴールは、自分が後頭部でボールに触っている」と主張するなど、ライバル意識も見え隠れしている。ここ数シーズンは、ライバル対決という位置づけになっているバイエルンとシャルケの一戦で、ゴールを決めるのはどちらか。両チームのFW対決も注目だ。

-Saho Kobayashi from Germany-

[ スポーツナビ 2007年3月31日 13:05 ]
シャルケに全てを捧げるクルスタイッチ(uefa.com)

優勝を狙うシャルケと3位以内の確保を狙うバイエルン。
両者ともに負けられない試合という事になりそうです。

熱い試合を期待したいです。
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