クラレンス・セードルフです。
そんな不遇のオランダ人だったセードルフが、最近はミランでの活躍を元ミランのファン・バステン監督に認められて代表のユニフォームを着る機会が多くなったわけです。
今年はEURO2008です。
オランダ代表としてプレーする上でW杯と並ぶ大舞台です。
なのに、セードルフは代表召集を辞退しました。
ファン・バステンが監督就任以前、彼を偏見から「ハリウッドスターのように自己中心的」だと批判したからです。
セードルフはファン・バステン監督のもとでは、代表としての誇りよりも、濡れ衣を着せられた怒りの方が勝ってしまうらしく、夢だったオランダ代表のユニフォームを着ることを辞退したのだそうです。
不遇の選手だったセードルフはW杯にも出場したことがありますし、「オランダ代表としてのセードルフ」としては嫌な監督のもとでユーロに出るのは我慢してでもするべきことではないみたいです。
ファン・バステンもセードルフも、同じミランの血を受け継いでいる選手ですから、この確執はなんか寂しい気もしますけど、セードルフの選手としてのプライドに共感したりもします。
中盤の選手としてセードルフと同じ仕事ができる選手は、世界中探しても見つからないんじゃないでしょうか。
人間的にもチームを率いるマルディーニと、中盤を率いるセードルフみたいな立ち位置を持っていますし、本当に素晴らしい選手です。
今シーズン終了後は、ミランで最大の結果を残すために休養するんでしょうね。
ミラニスタとしては心強いですし、イタリア代表ファンとしては多少ユーロが楽になるし、いいんですけど、セードルフファンとしてはオレンジのユニフォームでオランダの中盤を束ねるセードルフも見たかったですね。
人生最後のユーロを、こんな形で辞退しなければならないことを一番辛く思っているのはセードルフ自身でしょう。
辛くても許せない確執なんですね。
新監督の下でW杯を目指すのに必要とされたら喜んで代表に復帰するそうです。
この確執って、裏を返すとファン・バステン監督がミランには来れないということになりますよね。
ミランはセードルフを手放したくないでしょうから。
こんなにチームに尽くしながらも引張っていくプレーができる選手は簡単に見つかりませんよ。
ファン・バステンよりセードルフを取るでしょう、ミランは。
まぁ、何はともあれ、イタリア代表ファンとしては死のグループが少し楽になったので結果オーライです(笑)
ミランから何人スイスに行けるでしょうね、楽しみです。







