あけるなるの一句。
「この鈴木 結成したる 野心だね」
さいたま。
浦和軍総帥藤口「啓太君、1億円でどうだね?」
鈴木啓太「おお、鈴木として1億円! うぅ、感慨だ…」
浦和軍総帥藤口「今後とも期待しているよ」
鈴木啓太「はいはい。さて、契約延長もあるが、まずはしっかりとコンディションを整えないとな」
アナザーナカムラ・ケンゴ「ククククク」
鈴木啓太「む、貴様はANN!」
アナザーナカムラ・ケンゴ「私はテレビ局ですか。それより1億円プレーヤーになりそうな貴方に耳寄りな話をもってきましたよ」
鈴木啓太「おまえの持ってくるニュースだからロクなものではないだろうが一応聞いてやろう。何だ?」
アナザーナカムラ・ケンゴ「マリノスとリヨンが提携することになったそうです」
鈴木啓太「…それがいい話なのか?」
中村北斗「あはは。啓太は海外志向って話があるけど、海外のことがよく分かってないね」
鈴木啓太「ムカッ。どういう意味だよ」
アナザーナカムラ・ケンゴ「いいですか。リヨンはアフリカ人選手の多いクラブです。そして、アフリカ人の中ではケイタは一般的です。今でもアブデル・カデル・ケイタという選手がいます」
中村北斗「だからさ、マリノスにもケイタがやってくる可能性が出てくるってことだし、将来有望なケイタを紹介してもらえるかもしれない」
鈴木啓太「ふむ」
アナザーナカムラ・ケンゴ「貴方もマリノスとの連携を密にして、アフリカ選手の情報を得ることで、例えば前線に二人のケイタを置くことが不可能でないかもしれませんよ」
鈴木啓太「おぉ、ケイタが一杯…」
中村北斗「そのためにも、啓太はマリノスを通じてリヨンにアピールすることが望ましい。ケイタは日本で優遇されるぞって」
鈴木啓太「なるほど。日本ではケイタはトップクラスとして評価されるとなると、リヨンルートにいるアフリカ中のケイタがJリーグに来るかもしれないな」
アナザーナカムラ・ケンゴ「d-YOUなんてケチくさい名称でなく、J-waveじゃなかった、J-keitaが結成できますよ」
鈴木啓太「J-keita…#%V:230%#」
鈴木達也「騙されるんじゃない!」
中村北斗「おや?」
鈴木達也「啓太! そんな夢物語が実現すると思っているのか!?」
ノリカル「そうだそうだ。それなら、日本で活躍する外国人選手を帰化させて鈴木を名乗らせる方がよほど確実だ!」
ノリカル、FC東京を離れたせいか大分鈴木軍団としての自覚が出てきたようである(笑)。
鈴木啓太「そ、そうだった!」
アナザーナカムラ・ケンゴ「チッ、巧くいきそうだと思ったのですが」
中村北斗「とんだ邪魔が入ったね、ケンゴウ」
アナザーナカムラ・ケンゴ「私の名前はケンゴです。それでは御機嫌よう」
二人、遁走する。
鈴木達也「全く油断も隙もない奴だ。啓太、あんな奴の言うことを信用していてはダメだ。鈴木の苦労と挫折を思い出せ!」
鈴木啓太「あ、ああ。分かったよ(でも、ケイタばっかりってのもいいなぁ…)」
アナザーナカムラ・ケンゴの策略により、磐石の鈴木軍団にヒビが?
一方、川崎にある向ヶ丘ゆうえん駅近くの会館がd-YOUの本拠地となっていた。
阿部ゆうき「すまん…この足の状態ではとても海外遠征に行けそうにない」
長友ゆうと「残念ですが、仕方ないですね」
ボンバー中澤「この間に、新しい"ゆう"を探さなければな」
駒野ゆういち「てーへんだ、てーへんだ、てーへんだ!」
寺田しゅうへい「どうした?」
駒野ゆういち「い、今、JFAのあたりを偵察していたら、阿部の替わりに清水の高木を呼ぶかもしれないって話が!」
一同「何ぃ!? 高木だと!」
長友ゆうと「彼はゆうではありません」
井川ゆうすけ「ゆうでない奴は日本代表DFにふさわしくない」
ボンバー中澤「しかるに、内田だけでは飽き足らず、尚もゆうでない奴を加えようとしている」
井川ゆうすけ「つまり、日本代表にふさわしくないDFを増やそうとしている」
阿部ゆうき「これは日本代表が日本代表のアイデンティティを捨てようとしているに等しい」
寺田しゅうへい「…どうする?」
ボンバー中澤「…これは十分解任の理由になりうるな」
でも、そもそも"ゆう"を沢山呼んだのはその監督だぞ(笑)
本格派SB内田「寂しいよぅ。怖いよぅ、誰か助けてくれよぅ」
高木、d-YOUの野心を挫くべく召集なるか?







